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はじめに
資格の紹介記事でも述べましたが、この資格は
3科目あり、それら全科目の合格で初めて資格取得となります。
3科目同時受験、1科目ずつ受験など科目選択に制限はありませんが
最初の科目合格から5年以内に全科目に合格して
初めて資格取得となります。
ここで受験生の皆さんが悩むのが
「どの科目から受験してよいか分からない…」
という事かと思います。
そこで今回は、私個人の考える
合格する為の受験科目の順番について
書いて行こうと思います。
複数科目同時か、1科目ずつ着実にか
この科目は、1科目当たりの受験料が3科目同時の場合に
一番安くなり、1科目ずつの場合が一番高くなるのですが
だからと言って3科目同時受験が一番良い、とは限らず
試験日までに確保出来る勉強時間や習得している
予備知識等の状況、自分自身の得意不得意等を
十分勘案して受験方法を決める必要があります。
それを踏まえた上で管理人の私がおススメする
受験の仕方は「1科目ずつ着実に」と言う事になります。
この資格を受験される皆さんは恐らく大多数が
社会人の方々で、まとまった勉強時間を確保しづらいと
思われ複数科目を同時に勉強しても結果的に
どれも中途半端になり1科目も合格出来なかった、となる
可能性も高く結果的に受験回数が増えてしまい
先述の受験料も結果的に高額となります。
そして合格体験が無いまま一度失敗すると
「何としても速く合格しなければ!」
と言う強い焦りが生まれ、それが却って学習効率を
悪くしてしまい更に不合格を重ねてしまう…、と言う
悪循環を生んでしまう可能性が高いです。
この資格のブログを拝見していると
「独学で3科目同時受験で一発合格!」
なんて凄い方々も多く見掛けますが、敢えてそれに反し
私は「1科目ずつ勉強・受験して着実に合格する」と言う
急がば回れ方式を提案します。
この資格は同じ会計系の資格「日商簿記」と違い
知名度は低く、受験者は大半が仕事の合間の時間に
勉強される社会人の方々であり、勉強に纏まった時間を
確保しづらい、と言う方が多いと思います。
そんな中で複数科目の勉強を同時に進め、知識量や
理解度を合格レベルまで高めるのは非常に難易度の
高い課題です。(学習期間をどれ位とれるかにもよりますが)
また、複数科目に同時に意識が向くことで集中力が分散し
知識が定着しづらくなる、という可能性もあります。
その点、1科目ずつの学習なら意識を集中して
対象科目に向けることが出来て知識も定着し易くなり
結果的に早期での合格に繋がります。
まして、受験生の大半である社会人の方々は
お仕事と同時に資格勉強を進める事になりますから
集中する対象を分散させ過ぎない事が尚の事
大事だと思います。だからこそ早期合格を目指す風潮と
真逆の1科目ずつ受験をお勧めするのです。
どの科目から受験するか?
「1科目ずつの受験が一番良いとしてどの科目から
受けるのが良いのか?」
と言う疑問が当然あると思いますが、この疑問の答えは
日商簿記(の2級程度)を学習しているかどうかで
違って来ます。
例えば原価計算は2級の工業簿記と共通する範囲が
多い科目ですが
- 直接費・間接費の違い
- 材料費・労務費・経費の概念
- 各種原価計算の方法
等の論点をある程度理解していれば、学習範囲の理解は
比較的スムーズに進むでしょう。
第3問から第5問が計算問題で3,4問は日商簿記試験と
似た形式の問題が出題されることも多い為
試験問題にもすぐに慣れるでしょう。
ただ、第5問の原価計算報告書に代表される様に
問題中の計算量が3科目中一番多くなる科目の為、
問題演習の量を多くして本番中のケアレスミスを出来る限り
練習を重ねる事が重要になります。
続いて財務諸表は2級の商業簿記と共通する範囲が多く、
損益計算書や財務諸表を見る事や取引ごとに
仕訳をする感覚が身についていれば、こちらもある程度
スムーズに学習を進められます。
3科目中一番理論問題の割合が多くなる為、重要語句や定義を
正確に覚える為にスキマ時間を有効活用した勉強が重要です。
そして最後の科目財務分析については、
日商簿記学習による差はあまり見られないと感じます。
財務諸表に示される数値から問題で示す
各指標の比率を計算する問題が多くを占め
日商簿記と重なる学習範囲や問題の出題方式は
見られない為、また試験の出題形式も毎年大きな
違いは無い為、ある意味日商簿記未学習の方でも
学習が始め易い科目と言えるでしょう。
以上の事からタイプ別に、
- 日商簿記2級取得済、商業簿記が得意→財務諸表
- 日商簿記2級取得済、工業簿記が得意→原価計算
- 日商簿記2級未取得orどちらも不得意→財務分析
この様に適した科目が分かれる事になります。
今から勉強を始められる方若しくは取得を考えている方は
宜しければ科目選択の参考にして頂ければ幸いです。
また、日商簿記2級がなかなか取得出来ずにいる方は
こちらの財務分析を学習して複雑な財務諸表の数字に慣れ
また科目合格である程度弾みと自信を付けた上で
日商2級に合格する…、と言う「変則ルート」も個人的には
有りかな?と考えています。
まとめ
この記事では主に
- この資格は3科目あり、1科目ずつ勉強した方が良い
- 最初の科目の選択は日商簿記の学習状況で違う
- 日商簿記2級未取得者は「財務分析」から始めるのが良い
と言う事をお話させて頂きました。
3科目合格、と言うこの資格特有の長い道のりではありますが
ゆっくり着実に、が一番の近道だと個人的には思います。
他の各科目記事などもご参考頂き、合格目指して
勉強を続けて行きましょう。
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