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試験の概要・出題範囲
先に紹介した財務諸表が「日商簿記1級」の
商業簿記と勉強範囲が重なるのに対し、
こちらはそれの工業簿記と範囲が重なります。
ただ、試験で出題される問題は財務諸表とは
違い計算問題が多く、記述問題以外の80点中
70点とこちらは財務分析と共通します。
試験の紹介記事でも書きましたが、各問題の
具体的な配点は
- 第1問 理論記述問題(20点)
- 第2問 理論穴埋め問題(10点)
- 第3問・第4問 個別論点計算問題(14点・18点)
- 第5問 完成原価報告書作成問題(38点)
となり、また直近5回の合格率は
| 実施回 | 第36回 | 第35回 | 第34回 | 第33回 | 第32回 |
| 合格率 | 21.7% | 20.0% | 20.1% | 20.1% | 24.8% |
と、20%代前半と低い傾向が続いており、
合格率だけで見ると完全合格への一番の壁は
原価計算、と言う事になります。
↓私が勉強に使用したテキスト&過去問題集はこちら
こちらは他の2科目と違い1単元当たりの
ページ数がやや多めです。
後半の原価管理や意思決定会計の分野は
テキストでイメージを掴んでから問題に
取り掛かるとより理解が深まると思われます。
問題の解き方・勉強法
第1問 最近の出題傾向
| 第37回 | 第36回 | 第35回 | 第34回 | 第33回 |
| 原価の本質・ 原価算入方法 |
労務費の概念 個別・総合原価計算 |
現場共通費 社内センター制度 |
原価計算の目的 経費の定義 |
事前原価・ 予定配賦法の意義 |
ここ最近は原価計算制度に関して詳しく記述する
問題が多くなっています。
第2問 最近の出題傾向
| 第37回 | 第36回 | 第35回 | 第34回 | 第33回 |
| 原価計算基準 | 原価管理 | 原価区分・ 損料計算等 |
特殊原価分析 (正誤判定問題) |
品質コスト管理 |
第3問 最近の出題傾向
| 第37回 | 第36回 | 第35回 | 第34回 | 第33回 |
| 個別原価計算 (ロット別計算) |
社内損料計算 | 原価計算・ 工事別計算 |
工事間接費・ 予定配賦法 |
工事原価計算 補助部門費配賦 |
第4問 最近の出題傾向
| 第37回 | 第36回 | 第35回 | 第34回 | 第33回 |
| 経営意思決定 | 経営意思決定 | 設備投資の 経済性判定 |
短期差額 原価収益分析 |
この科目も財務分析と同じく計算問題で
満点近い点数が要求されますが、まずは
第5問を何度も解き出題パターンに
慣れることを優先しましょう。
この問題は難易度自体は高くありませんが
(日商簿記2級レベル?)、集計する数字が
多くそこでミスをして誤答を招きやすいのです。
だから問題を何度も解き数字の集計ミスを
無くす訓練をしておきましょう。
また、第3問・第4問の計算問題に関しては、
- 第3問 仮説材料・建設機械の損料計算
- 第4問 意思決定会計、個別・総合原価計算
各大問、この範囲を優先的に学習しましょう。
特に第4問に関しては最近難化傾向にあるので
場合によっては過去問だけでなく、日商簿記1級の
基本レベルの問題にも触れておくと良い対策に
なるでしょう。
(応用問題までは手を広げない事。難易度が
高すぎて却って非効率です)
残り10点分の理論問題に関しては、財務分析と
同じく計算問題対策の延長線上で解ける問題が
多いので、やはりそれらの対策に特化した
勉強時間は作らない方が賢明でしょう。
そして、問題を解く順番は、
第5問→第4問→第3問→第2問→第1問
が個人的には良いと思われます。
前述の通り、第5問は数字の集計ミスを
招きやすいので、一番最初に集中して解き
それを防ぎます。しかし、それでも最後に
5分程度の見直しの時間を取れる様にして下さい。
そして、第5問で集中して脳が暖まった流れで
計算問題を解き進め、最後に第2問をじっくり
しかし短時間で解きます。
そして他の2科目と同じように、記述問題の
白紙提出は絶対に避け何か文章らしい言葉でも
良いので、とにかくマス目を埋めましょう。
まとめ
以上の事をまとめると
- 完成原価報告書問題は必ず最後に5分程度見直す
- 第3問・第4問の対策では数多くの問題に触れる
- 理論対策に特化した勉強時間はあまり設けない
- 記述問題の白紙提出は極力避ける
と言った所です。
財務分析と同じように計算問題をできるだけ
完璧にして合格点を確保しましょう。
ここまでお読み頂き有難うございました。
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